令和7年3月6日(木)市民プラザ・ゆうに於いて令和6年度AMU行政関係会員連絡会が開催されました。
出席いただいたのは、上田公共職業安定所・上田労働基準監督署・上田地域振興局・東信教育事務所・東信労政事務所・上田警察署・上田市校長会・上田市保育連盟・上田市社会福祉協議会・上田市健康推進課・上田市学校教育課・上田市中央公民館・丸子地域教育事務所の13部署・14名の方々です。
AMU安藤会長のあいさつの後、上田市の人権共生課から上田市の外国籍人口の推移が示されました。比率で一番多いのは中国籍で、上田市の特徴は外国語学校があるので、留学生が多いことだという説明が有りました。上田市は令和になってからも年間約1,000名の人口減少が続いており、外国籍を除外した日本人人口の減少は月当たり100名の減少になります。日本人の減少を外国籍が補っている形になっており、最近は外国籍人口の比率が増加しています。

続いてAMU西川コーディネータから、交流事業・学習事業・連携事業ごとの令和6年度に実施した事業の説明が有りました。

この後、各行政窓口から外国籍住民に向けて取り組んでいる内容や最近のトピックについて説明が有りました。
その後、長野県多文化共生相談センターの小山センター長から「今知っておきたい!これからの外国人支援」と題する講和が有りました。

「センター紹介」「育成就労制度」「上田市統計」「相談事例」「コミュニケーションについて」、と言う項目について話してくださいましたが、特に2027年から実施される「育成就労制度」が注目されます。
現在の外国籍労働者の受け入れが「技能実習制度」から「育成就労制度」に代わるという内容ですが、現在の技術移転から人材確保に目的が変わり、入国時にN5相当の日本語能力が要求されたり、企業に100時間以上の日本語教育が課せられたりする内容になっています。
また、相談センターに寄せられた実際の事例は労働条件や健康保険に関するものが多く外国籍労働者の労働の実態を垣間見る思いでした。
最後にAMUの母袋副会長が「今日は色々な壁に関する話が多かったが、壁を破るべく活動して行こう」と話して締めくくって頂きました。
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