令和6年度の養成講座は、実際に現場で日本語を教えているボランティアを対象に3回開催しました。
第1回 2024年8月25日(日) 第1回日本語支援者養成講座
第2回 2024年11月10日(日) ステップアップ研修
第3回 2025年2月2日(日) 第2回日本語支援者養成講座
講師は昨年と同じ「荻野先生」です。各講座で印象的だったフレーズをキーワードに掲げて講習内容を紹介します。
日本語教師は日本語を教えるだけでなく、日本の文化や習慣も教えることが大事
第1回目の講座は受講者からの質問をベースに、先生から ①日本語教師の役割 ②楽しく学ぶ、やるきになって学ぶための工夫や配慮 ③長続きし、積み重なっていく日本語学習とは?の3点について詳しく話して頂きました。先生の話の後2つのグループに分かれて①~③で工夫していることなどを話し合いました。

外国籍の大人の人が、漢字を書く場面は住所と名前くらいで他にはほとんどない
2回目のステップアップ研修は、1回目の講習を受けた内容をボランティア先で実践したことを話し合いました。その後先生から ①褒めること・認めること ②教材の工夫・興味を持たせる指導 ③学習者への向き合い方(よりそう姿勢)・「私は、あなたの味方です」という心持ちなどについての話が有りました。下の写真は先生が教材紹介をしているところです。

「あきさせない」「話しすぎない」「教えすぎない」
3回目(養成講座としては2回目)は、先生がインドネシアの介護実習生をオンラインで指導している動画を事前に見ての感想や意見を話してから、先生と日本語教室のあるべき姿について話し合いました。
その中で重要と感じたのは ①日本語を教えることと、日本語教室の運営は違う。 ②日本語を教える時のキーワードは、学習者を「あきさせない」・私が「話しすぎない」・私が「教えすぎない」・・相手の自主性を引き出す指導が大事ということでした。

講習の内容は実際の支援に役立つことがたくさんありました。また役立てていかなければいけないと思いました。3回にわたって熱心に指導してくれた荻野先生に感謝です。
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