6月16日(日)「紙芝居を楽しむおはなし会」が、上田情報ライブラリーで開催されました。このおはなし会はAMUと上田情報ライブラリーが共同開催する企画で、上田市の外国籍市民が豊かな日本語に触れる場を提供するとともに、日本人を含む地域住民が絵本や紙芝居を通じて異文化理解について学ぶ機会になることを目指しています。当日は子供から大人まで幅広い年代の方々が20名以上参加しました。今回の読み手は、AMUの安藤会長、マレーシア出身のキムさん、そしてニョロニョロの会の皆様です。
紙芝居舞台の幕が上がり、拍子木による「カチカチ」の合図でいよいよ紙芝居が始まります。最初にAMUの安藤会長が演じてくださった「ねずみのうちわ」という紙芝居では、配布されたうちわをお話に合わせてみんなで仰ぎます。
次にニョロニョロのメンバーとキムさんが、日本語と英語で書かれた絵本を二人で読んでくれました。マレーシア出身のキムさんは、流暢な英語でバイリンガル絵本の英語パートを読み聞かせしてくれました。主人公に幸運(fortunately) と不運(unfortunately)な出来事が次々と起こるストーリーで、それに合わせて「そいつはよかった」「なんてこった」とみんなで掛け声をかけて楽しみました。日本語と英語のどちらでも楽しめるお話でした。
最後にニョロニョロの会の方が、紙芝居を2作品演じてくれました。声の抑揚と読むスピードの緩急が素晴らしく、参加者全員がお話に引き込まれてしまい、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。
上田情報ライブラリーを含め、市内の図書館には数多くの多種多様な本や絵本があります。今回の企画をきっかけに、国籍を問わず少しでも多くの市民の皆さまが図書館を利用していただき、日本語や異文化理解に触れる機会が増えることを望みます。
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