AMUでは、毎年「うえだ多文化交流フェスタ」というイベントを行っています。今年は10月8日(日)に上田中央公民館で盛大に開催されました。
会場内には10か所のブースが設けられ、外国籍市民の母国の文化や関連団体の活動が紹介されました。中国文化のブースでは、中国の伝統玩具を実際に手に取って遊ぶことができたり、プアール茶の試飲や中国無形文化遺産の皮影戯(影絵劇)を体験することができました。
またAMU関連団体のブースでは、パネルやパンフレットを用いてその幅広い活動内容について紹介されており、上田市には青年海外協力隊や姉妹都市交流を行う団体、外国籍市民の日本語学習をサポートしてくれる団体など、国際交流と多文化共生を支援する多彩な活動団体が存在することがよくわかりました。
ステージでは、出演者の皆さんがこの日のために練習を重ね準備してきた素晴らしい演奏や発表が行われました。ドイツで留学経験のあるプロトロンボーン奏者の高木さんの演奏では、ドイツ語で乾杯の歌をみんなで歌い、会場が一体となって大変盛り上がりました。ステージ発表の最後を飾る「ペルシアの風」の演奏では、イランの美しい砂漠風景を思い起こさせるような、力強い歌詞と美しい音色がとても感動的でした。演奏者の板谷拳さんから、「世界中で様々な問題が起きている。どうやって共存の道を見つけられるか、みんなで一緒に考えていきましょう。」という言葉で締めくくられ、AMUの活動意義の全てを代弁してくださっていると感じました。
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